少々日にちが開きましたが、その二です。
次の日は朝6時からMTBのレースです。
詳しくは
こちらをドウゾ。
そして当日は早々に撤収後明日の帰宅に備えて高速のSAで寝ることにしました。
6時に起床して、7時には出発です。
目標は8時間で帰れればいいかなぁといったところです。
行きの上り坂ではオーバーヒート気味だったので気をつけて走らなければなりません。
長野道から北陸道へ。
行きが登りだったので帰りは当然下りです。
快調に走っていきます。この分なら早く着きそうです。
出発から4時間、早くも福島県、磐越道に入りました。
磐越道からは上り坂です。
入ってまもなく水温計が上がり始めました。
今回は早めに休憩を取りました。
ここまで400キロも走ってきたし、少し車も疲れたかなぁ。
オバーヒート対策にフロントのすポーラーを外しました。
チョット間抜けですが、そんなことは行ってられません。
そんなことをやってたら、観光バスに乗ってたオッチャンたちが集まりだした、あれやこれやと質問攻めに・・・
ひとしきり水温も下がったので、気を取り直して走り出しました。
すると10分も走らないうちに水温計が・・・
3キロ先にPAが10キロ先にSAが・・・お昼もまだだったのでSAまで大丈夫かな。
と、この判断が運のつきでした。
PAを過ぎてしばらくすると、息子が「お父さん煙が出てるよ・・・」
「えっ!」車内に煙が立ち込めてるではありませんか。
と思ったらエンジンストップです。
とっさに
わこうさんのブログで同じような状況になったのを思い出し、すぐに非常電話の路肩を探しました。
そしたら運よく、目の前に。
後方を確認にすぐさま緊急停車です。
「やっちゃった~。」
まだ家まで200キロはあります。
そもそもオーバーヒートでまたエンジンがかかるのかが心配です。
無理に動かして状況を悪化させてもいけないので、まずはランクルを買ったショップに電話しました。
そしたら「20分したらもう一度エンジンをかけてみてください。」との事。
待つこと20分。
運命の瞬間です。
「ブロ、ブロオオオンンン~ン」
「かかったぁぁああ」
さすがランクル、丈夫な奴です。
そこから何とかSAまでたどり着きました。
ここでクールまでしっかりエンジンを冷やしいざ出発です。
今度はエンジンがヒートしないように60キロで走行です。
まだまだ上り坂は続きます。
20キロくらい走ってトンネルに差し掛かったところで突然黒煙をはきました。
水温計を見るとまだ大丈夫です。
トンネルに入り1キロほど走ったところで、いきなりアクセルに感覚がなくなりました。
エンジンストップです。
「まっ、不味い・・・・!」すぐさまハザートをつけ後続の車両に緊急事態を知らせました。
惰性で進みましたが遭えなくストップ。自分も一瞬フリーズしてしまいました。
後続の車両の人たちが降りてきて我に返りました。
「さぁ、どうしよう。」
まずは、道路公団に連絡です。
その後は車の撤去ですが、片側1車線の道路の為レッカー車を待ってられません。
降りてきた人たちにお願いして車とトレーラーを非常電話の路肩まで押してもらいました。
対向車線からは車がバンバン通ります。
皆で力を合わせて何とか安全に車を移動できました。
あんな怖い思いをしたのは初めてです。
路肩に寄せた後、自然に拍手が起こりました。
本当に感謝です。
しかしながら自分の戦いはここからです。
この状況から無事に子供と634と車とトレーラーを生還させるか。
その3に続きます。。。。